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 Vol.2 2003. 7. 04 
人を不快にさせる子供の「いまどき風言葉遣い」に出会った時…
〜あなたは黙認しますか? 叱りますか?〜
コメンテーター:butamaruko
今回の注目記事
元気に遊ぶ子供達の声。その場を通り過ぎるとき耳に入ってくる「こいつムカツク」、「ふざけんなよ、ぶっころす」というギョッとするような会話…。話しているのが私の子供で、もし私がその場に居たら…。あなただったら黙認しますか? それとも注意しますか? 私なりに考えてみました。
---------------------------- 日本経済新聞 2003.6.10 [夕刊・11面]
子供の言葉遣い
黙認か、しかるか
親は頭を悩ます
子ども同士の流行語くらいなら仕方ないが、周囲を傷つけたり不快にさせたりする言い方はやめさせたい----。(中略)黙認するか、しかるか、頭を悩ませる親の姿が浮かび上がってくる。

東京都江東区の主婦(35) (中略)家庭で親が正しい言葉遣いで会話するのが一番大事だと思っている。(中略)

東京都武蔵野市の主婦(37) (中略)周囲が不愉快になる言葉は大人がその不快さを教えることが大事だと思う。(中略)

兵庫県尼崎市の主婦(33) (中略)外で覚えてきたものは仕方ない、そこまで親がコントロールできないと思うが、あまりにひどいときは注意している。(中略)

東京都立川市の主婦(48) (中略)子どもの流行語はあっという間に消えていくのであまり気にしていない。

旺文社生涯学習検定センター(東京都新宿区)が昨年7月、小・中・高役1700人を対象に実施した「ことばに関するアンケート」では、「普段きれいな日本語を話していると思うか」との質問に九割以上が「いいえ」または「わからない」と答えた。

(中略)きれいな日本語を話すべきだと認識しながら話し方に自信を持っていない姿が明らかになった。実際、「きもい」という言葉については89.1%が「間違い」と認識しながら、74.2%が「使う」と答えている。

国立国語研究所(東京都北区)の吉岡泰夫・上席研究員(社会言語学)は「子どもたちは間違いと知りながら流行語を使って仲間との親しさを確認している。禁じると仲間内で孤立しかねない」と話している。
-------------------------------------(ここまで日経記事)


い〜こえスタッフ(主婦)のコメント
人を不快にさせる子供の「いまどき風言葉遣い」に出会った時…
〜あなたは黙認しますか? 叱りますか?〜
コメンテーター:butamaruko
「子どもが育てにくい社会」という印象が強くなってきた昨今。核家族化、少子化など。一概には言えないものの、人とコミュニケーションをとる機会の減少をイメージさせるような言葉がテレビのニュースや新聞から入ってきます。

そして、コミュニケーションをとるのに欠かせない言葉。子ども同士の会話を聞いていると、子どもだからこそシビアなのかもしれませんが、聴いているこちらが不快になるような内容の会話を耳にすることがあります。

そんな色々な子ども達の言葉に触れ、ギョッとすることも少なくありません。そのギョッとするという意味の中には、流行語に対して、今まで聞いたことがない流行語に「ギョッ」という時と、人を傷つけてしまうような言葉に「ギョッ」という時と、大きく分けて二つあるような気がします。

しかしそれは大人側の気持ち?私も生まれたときから大人だったわけではなく(当たり前ですが・・・)、私の子どもの頃を振り返ってみると・・・たしかに女だてらに「ムカツク〜」、「バカじゃん」など、今自分が聴いてギョッとするような言葉を色々と発していたように思います。

では、いつ頃から「使っている立場」から「ギョッとする立場」になっていったかなと、更に思い返してみると。お恥ずかしい話、社会人になってからかもしれません。仕事をしていく中で、正しい言葉で人と接する機会が多かったこともあり、言葉遣いをきちんと意識するようになったのはその頃からだと思います。そして後輩が新しく入ってきた時に、聴いた言葉遣いに初めて「ギョッ」としたのです。

そして「使っている立場」のときは、「耳にする立場」の現在よりも、それらの言葉に対して深い意味を考えずに使っていたような気がします。時代の流れの中、いわゆる流行語を会話の中にふんだんに取り入れ、友人とのやり取りを楽しんでいたような気がします。そう、正しい言葉遣いをすることがどこかくすぐったかったり、照れくさかったり。そんな感情だったと思います。たぶんその頃に今の私がタイムスリップして、中学生や女子高生に戻ったとしても、正しい言葉は使わないような気がします。

子どもたちは色々な人とのやり取りや経験を通して、その場に合った言葉を使用できるようになるのでしょう。しかし、たとえ成長過程だからといって、すべてを見守り、黙認していいのかどうかというと、私はそうではないと思います。言葉は、使い方によって、人の心を癒したり、傷つけたりするものです。言葉の凶器で傷つけられた心と、お互いの関係はなんともいえないわだかまりがのこることもあります。私はそういう言葉の良い面とこわい面の両方を、子どもに伝えて行きたいと思います。

記事の中で、「間違いと知りながら流行語を使って仲間との親しさを確認している。」とあるように、親(大人)の私もその言葉を使っている子どもの気持ちや背景を理解して、見守ったり、注意したりする必要があるのかもしれません。

たしかに私も学生だった頃は、言葉遣いを注意され、「うるさいなぁ、オニババ」と思ったこともありました。そして学生から成人し、社会人になり、親になり…その中で、段々とあの時の親の注意の本当の意味が分かってきたような気がします。

我が子があまりにも人を傷つけてしまう言葉を発したら、言葉のこわさと、社会に身をおく手段を身につけている途中だということを考慮しながら、時には私も「オニババ」になるかもしれません。いつか我が子も不快な言葉にギョッとする大人になっていくのかなぁ…と、思いながら。そんな風に言葉も時代を繰り返していくのかもしれませんね。

〜皆さんは子供たちの言葉遣いをどう思いますか? みなさんのご意見を聞かせてください。:info@e-koe.net

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