私の場合、節約のきっかけは、できちゃった結婚でした。今思えば、結婚前は、自分のお小遣い毎月20万円前後(自分の稼ぎは全て自分のモノ)、ヘアカット、カラー、化粧品、装飾品、洋服、靴、バック、爪のケア、・・・。女性って、いくらでもお金の使い道はあって、まあ、ある程度は自制しながらも、私は本当に本当に、お金、使っていました。
で。妊娠と結婚です。
当面は、共働き体制で、と、旦那様と二人で、考えていたのですが、妊娠して3〜4ヶ月あたりで悪阻(つわり)、その後も切迫流産だのなんだのって、
「とてもじゃないけれど会社までもたどり着かない〜!無理無理!!」
という想定の範囲外の展開。未練を残しつつ、私は専業主婦の道へ。
正直、びっくりしました。知りませんでした。結婚生活って、こんなにも窮屈だったの?旦那様の稼ぎで毎月やっていくって、もっと幸せで優雅なものじゃなかったの?子供って、こんなにお金がかかるの?こんなに泣くの?言うこときかないの?ええ?託児所って、そんなにお金かかるの?
私も、通るべき道を、通ったわけです。
そうよ。
結婚は現実。結婚は生活。
育児は修行の場〜。
最初は節約なんて、できなかったです。ただでさえストレスたっぷりでしたし、独身時代のズボラ根性は、そうそう簡単には修正不可。しかし、旦那様はそんな私をしっかり知っていますから、うちの家計の管理は旦那様、なんです。
「何に使うの?」
「いくら必要なの?」
しかも、うるさい!まず始めた家計簿は、正直なところ、この私が続けられるとは思わなかったです。おそらく旦那様も。
2ヶ月、3ヶ月、は、使った金額をノートに書くだけ、でした。その後、半年程過ぎてから、目標金額がつかめるようになって、同時に光熱費、食費、雑費等の節約も始めました。
節約の面白いところは、きちんと数字に表れることですよね?些細なこと、お風呂の残り湯を洗濯に使う、冷暖房の設定温度を意識する、長電話をしないようにする。全部、数字になります。減った額、自分が頑張ったって、思えるんです。思わないとやっていられない?
そして現在、私は、生活費のやりくりの定番、「袋分け」、から、「箱分け」にやり方を進化させ、もう当たり前のように節約生活をしています。子供は3才。元気に幼稚園へ通園しています。賃貸アパートから、中古ながらも分譲アパートに、住居もレベルアップ。車のローンの支払いも終わりました。
今後は(ちょっと余裕が出てきたので)、自分の投資のために、節約をしていきたいと思っています。その次に、子供のため、旦那様のため(笑)?
いろいろ経験したストレスいっぱいの現実は、一つも無駄じゃなかった気がします。節約を通して、母になったし、妻になった。そうしたら、ここからはその次のステップへ。まだちょっと足りない私のお小遣い。節約でなんとか補って、ニコニコ笑顔で頑張ります! |