【要約文】
パール・シルバーの2種類のお掃除方法を投稿します。
普段から使っているジュエリーだからこそ、きれいに保っておきたいものですよね??
そんなあなたは、これを見てください。
【コラム本文】
*-*-*パールのネックレスのお手入れはソフトに*-*-*
パールのネックレスは冠婚葬祭はもちろん、デイリーでも登場場面が多いもの。お手入れは「使用後に柔らかい布で拭く」、これが鉄則。
***決して水で洗わないでくださいね***
有機質のパールは変質しやすいので、丁寧に扱ってください。また素材自体が柔らかいので、ダイヤモンド等と一緒に保管すると傷がついてしまうことがあります。琥珀、珊瑚なども同じ仲間です。
*-*-*パールと金属は、それぞれに合わせてケア*-*-*
例えばパールが着いたペンダント。これはどのように汚れを取ればいいのでしょうか。まず水や洗剤に弱いパールの部分は、化粧用小ブラシなどの柔らかいブラシでそっと汚れを取ります。必ず清潔な柔らかいブラシを使ってくださいね。
ホワイトゴールドなどの金属のチェーン部分は、ボールに張った洗剤入りのぬるま湯でさっと洗います。ブラシを使って、チェーンの間などの細かい部分も汚れを落としてください。
洗剤が残らないようチェーン部分をゆすぎ、布で水気を取ります。無理に拭き取るのではなく、このようにタオルの間に挟んで、そっと押さえるとグッド。タオルの場所を変えて、2〜3回、拭き取ってください。
*-*-*シルバーは専用のクロス&クリーナーで*-*-*
シルバーは、専用の磨きクロスがありますので、それを使って磨いてください。プラチナなどとは硬度が違うので、研磨剤が多すぎるクロスはアクセサリーに傷をつけてしまいます。また空気に触れたり他の素材に触れると、黒く変色する性質を持っています。ですから保管するときはビニール袋に入れたり、他のジュエリーと触れないように専用の布袋等に入れておくといいでしょう。あまりにも黒ずんでしまったときは、シルバークリーナーでお手入れしてみてください。見違えるようになりますよ。ただし宝石とシルバーを組み合わせたタイプは、シルバーの部分をクロスで磨くだけにしましょう。
*-*-*ジュエリーと“汗”対策*-*-*
ジュエリーの大敵はいろいろありますが、一番身近な“敵”のひとつは汗ではないでしょうか。じっとりした夏の汗は、肌に直接触れているジュエリーにも、しっかり移ってしまうのですから。
夏は、ウォータープルーフのコスメや紫外線対策のローションが欠かせませんが、汗だけでなく、これらも密かにジュエリーにくっついてしまっているはずです。ほーらほらほら、あなたのジュエリー、どことなくくすんで輝きが鈍っていませんか……? それはきっと、夏の汗やらコスメやらが、よどんだ汚れとなってこびりついているのです。
この汚れを長年ほっておくとどうなるか? たとえばダイヤモンドは、何となく透明感がなくなって、クォリティが数ランク落ちたように見えます。真珠などの有機質の宝石は、だんだん表面の光沢が褪せてしまいます。ゴールドやプラチナのチェーン類も、購入当時のキラキラピカピカした感じがなくなってしまいます。窓ガラスだって拭かずに汚れをそのままにして置いたら、いつかくすんでしまうでしょう? それと同じです。
ということで、ジュエリーケアの鉄則は「着けたら拭く」。時おり、汗の汚れを布で優しくぬぐいとってあげましょう。布は清潔でやわらかいものを使用しますが、眼鏡拭き用のクロスでもOK。ジュエリー専用のシリコンクロス(これだと糸くずがつきません)やセーム革(カメラの手入れにも使われます)を販売しているジュエリーショップも多いので、店頭で訊ねてみてもよいでしょう。
特にケアしてあげたいのは、真珠。1日着けたら、宝石箱にしまう前に必ず拭いてあげてください。真珠は鉱物ではなく、貝から生まれる有機質の宝石ですので、特に汗やコスメに対してはデリケートなのです。しっかり拭いて汚れを取り去っておくと、真珠の場合は“持ち”が全く違ってきますよ。
そして、ジュエリーケアの裏技は「ときどき洗う」。布で落としきれずにこびりついた汚れは、洗い落としてしまいましょう。台所用の液体洗剤をぬるま湯で薄め、そこにしばらく浸けて揺すってあげると、じんわりとアカのごときものが溶け出してきます。長年愛用しているチェーンなどがあったら、ぜひ今すぐ試してみてください。めまいがするほど汚れが浮いてくるはずです。
細かい部分や裏側にこびりついて取れない汚れは、洗剤をつけたリップブラシでこすってあげましょう。ただし、あらかじめリップブラシをよく洗って、口紅の油分を落としておくのをお忘れなく。ものの本に「歯ブラシで磨く」というケア方法がよく載っていますが、これはわたしはおすすめしません。細くてやわらかなリップブラシなら、素人でもジュエリーを傷つけずにキレイにすることができます。
ただし、何でもかんでも洗ってしまわないで。洗ってはいけない(水に浸けてはいけない)宝石もいくつかあるのです。たとえばターコイズは、表面に目に見えない孔がたくさん空いていますので、そこに液体がしみこむとシミになる可能性があります。
珊瑚、真珠、象牙、琥珀(こはく)、鼈甲(べっこう)などの有機質の宝石、ラピスラズリ、マラカイト、エメラルドも洗ってはいけません。
オパール、ムーンストーンなどの弱い石も洗浄は避けるべきです。夏といえば海やプールといった水辺のリゾートに行く機会も増えますが、こんなときもしっかり気をつけておきましょう。
さて次に、どのくらいの頻度で洗えばいいか、ですが、だいたい20回くらい着けたら洗うのが一つの目安でしょうか。ダイヤモンド、ルビー、サファイア、アレキサンドライトなどの硬くて強い宝石、石の入っていないゴールドやプラチナ類は、もっと頻繁にじゃぶじゃぶ洗ってもOKです。
ケア方法がわからない宝石の場合は、お近くのジュエリーショップに訊ねてみてください。ジュエリー専用の洗浄液を販売しているショップも少なくありません。
今の時期、汗はあまり関係ないかもしれませんが、頭の片隅にでも、ついでで良いので入れておいてください。きっと、来年の夏に役立つはずです!!
いかがでしたか?ジュエリーのお掃除は、ジュエリーを長く愛するための秘訣とも言えるのではないでしょうか。ただし水に弱いもの、変質しやすいもの、細かい細工のものも多いですから、ダイヤモンド以外の宝石をお手入れする際は、細心の注意を払ってくださいね。心配なこと、わからないことは、購入されたショップやお近くのジュエリーショップに、ぜひ相談してみてください。
【アドバイス】
汗と、ジュエリーの関係。ジュエリーのお掃除方法を書かせてもらいました。大切なジュエリーは、いつもきれいにしておいてあげてくださいね。 |