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生活感度コラム 「和の心(第2)」

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投稿コラム 07/02/09

和の心(第2)
by いーこえモニター・メンバー<つぶみかん>

SUMMARY
前回、和の心(第1)で紹介させていただいたものの続きとなっていま す。前回に引き続き、茶道での道具。そして、菓子について紹介させて いただきます。

第1の続き。茶道で使われる道具の続きです。
☆建  水☆
建水は、席中で茶碗をすすいだ湯水を捨てる器で、「こぼし」と通称さ れています。 建水も初めは皆具の一つでした。
☆煙草盆☆
煙草盆には喫煙具一式を納めておきます。
火入・灰吹・煙草入・煙管一対・煙草盆が煙草盆一式とされています。

煙草盆は、茶事では待合・腰掛待合・薄茶の際に出され、懐石中と濃 茶、炭の時には用いません。
また、煙草盆の置かれている位置が、正客の位置を示す役割をしていま す。
☆炭 道 具☆
炭点前に必要な炭斗・羽箒・火箸・かん・釜敷・香合・灰器・灰匙など の道具をすみ道具と言います。
☆菓 子 器☆
菓子を入れる菓子器には、主菓子器と干菓子器があります。
菓子は、茶事においては懐石の一部となり、濃茶には主菓子を、薄茶に は干菓子が準備されます。
また、茶箱・茶籠などに用いる振出しがあり、金平糖などごく小さな菓 子を入れ、口を逆さに振って出すことからの名です。
他に、客付、待合の汲み出し盆に香煎を入れて具えておくのにも用いら れ、陶磁器製のものが多くあります。

ここからは、お茶の席でも必ず出される“菓子”についてです。
歴史的にみても、和菓子の発展に、茶道は大きく貢献しており、和菓子 の発達に、茶道文化の存在は不可欠であったといわれております。私 は、歴史的に交流の深い菓子と茶道の関係に着目したページがありまし たので、少し紹介させていただきます。
まずは、菓子という言葉から簡単に説明させていただきます。日本にお いて、15,6世紀頃まで、菓子という語句が指す対象は、現代と大きく異 なっておりました。もともとは、果物や木の実を指して、菓子と呼んで いたようです。その後は、羹類(あついもの)や麺類、饅頭なども含めて 菓子と呼ばれるようになりました。これらには、嗜好品としての食べ物 というよりも、主食としての性格が強いものが含まれておりました。
中世においては、点心の中に、羊羹や饅頭が含まれるようになります。 点心という言葉の本来の意味は、主食と主食の間に取る簡単な食事であ り、羊羹や饅頭はそのような位置づけがされていたようです。しかし、 ここで注意していただきたいのは、饅頭や羊羹といったものが、現在食 されているものとは、大きく異なるということです。羊羹の羹とは、あ つものと読みます。このあつものとは、あんかけ汁のようなものだった と考えられております。このことより、羊羹とは、中国において、羊の 肝を用いた食べ物であったと伝えられております。羊羹以外にも、羹を 用いた食べ物は多種あったようで、鳥や動物、または魚などが使用され ておりました。これらは、禅僧によって日本に伝えられたそうですが、 日本においては、魚肉食を禁じられていたため、それらを用いることが できませんでした。そこで、日本においては、穀物や豆類を動物や魚の 形に成形し、蒸したものに汁を掛け、食べていたそうです。つまり、食 べ物の形を、動物や魚に模したというわけです。
 茶席の菓子に話を移したいと思います。前述した点心は、中世に禅僧 により中国から伝えられました。これら点心の中には、茶席において、 用いられているものもあります。さきほど取り上げた羊羹もそのうちの 一つです。茶席の菓子として用いられるようになった頃、羊羹は、現在 のような板状の形をしていたそうで、上に述べたものからは、大分変化 していたと推測されます。羊羹の他では、水繊があります。この水繊と は、葛の根のデンプンである葛粉を練ってつくったもので、現在の葛切 に近いものだといわれております。
 時代は変わりますが、ふの焼きという菓子を、利休が好んで用いたと いう話が、現代に伝えられております。このふの焼きは、小麦粉を水で 溶いて、焼き味噌を塗って巻いたものです。『利休百会期』によると、 利休の茶席において88回中66回も、このふの焼きが用いられたというこ とですから、よほど頻繁に使われていたことがわかります。  同じく茶人で、金森宗和の茶会期に載せられた菓子を、谷晃氏により 『金森宗和茶書』にまとめられておりますので、それを下に紹介したい と思います。
果物
栗、勝栗、むき栗、水栗、打栗、葡萄、梨、胡桃、柘榴、真桑瓜
調理物
干くさひら、若根、煮こんにゃく、瓜のし、茄子香物、はつ茸煮、麦強 飯、梔花、玉子素麺、伊吹大根煮、鳥煮、生麸、何首鳥煮、小鮒開煮、 干海老、さがらめ焙、小ひうお焼、かま素麺、飯蛸、鮎酢漬、鼠大根 煮、わかめ、あさうり、ばい、ふと、すいせん、くわい、うぢめ焼、ま いたけ煮、蜘蛸煮、筍、むきやき、結びのし、蓮飯、小魚、叩き牛蒡、 鰤のし結び、漬平茸、蓮わかな、茄子、鯛塩辛、結城大根、こんにゃく 切りのし
餅類等
えもき餅、団子、巻餅、小豆餅、水干餅、栗粉餅、金団、草餅、野々市 煎餅、蜜漬金柑、煎餅、左巻粽、草と白の左粽、覆菓子、笹餅、黄白、 山芋餅、打栗餅、白餅、青餅、あん餅、煎酒餅、けんひん
その他
ひいとろ、麦わり、かみなり、くさひら、ふと、すいせん、うぢめ焼、 蓮わかな
これらの品目を通覧すると、多種の菓子が用いられていることがわかり ますが、そのどれもが、素材をそのまま生かした素朴なものであったこ とが理解できます。ですから、現代私どもがイメージするような、和菓 子とは、まだ大きく離れていたようです。また、現代の感覚からみる と、菓子に含まれない、例えば小魚などもふくまれております。これ は、この時代においてまだ、菓子という言葉が、いわゆる嗜好品的菓子 に限らず、多様なものを指していたということに関係しております。
 現在みられるような華美な和菓子は、18世紀以降に、京都を中心とし て発展していきます。この菓子文化の発展には、茶道文化の存在が不可 欠でした。

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